ウォーキング・ランニングマシーンで歩くのは効果ありますか?

先日、ウォーキングは朝行うのがいいか?夜行うのかいいか?

について書いたところ「

確かに夜のウォーキングはちょっと怖いから、室内でマシーンを使って歩いている方いますよね」

というお声をいただき、ウォーキングまたはランニングマシーンで歩くということについて今日は書いてみます。

 

 

ウォーキング・ランニングマシーンにはいくつかタイプがあります。

電動で足元のベルトが動き、スピードを変えることで運動強度を変えるもの。

自力でベルトを蹴ってその場で歩いているようにするもの。

ベルトの傾斜が変わり、運動強度が変わるもの。

宙に浮いたような感じで、ハンドルと一緒に動かすもの。

 

どこかで一度は見たことがあるのではないでしょうか。

 

 

< ウォーキング・ランニングマシーンのメリット >

○自宅などの限られた空間で歩くことができる

天候や気温、短時間でも運動することができます。

 

○運動する時間が夜しか取れなくても安全に運動ができる

仕事の都合などで夜間しか運動できないような方でも、安全な場所で運動することができます。

 

○テレビや画像を見ながら歩くことができる

ならが運動をすることで、運動の時間を稼ぎやすくなります。

 

○家族と団欒しながら運動できる

小さなご家族や介護をしなければならない方がいても、ご自身の健康づくりを行うことができます。

 

○支えを使いながら、歩行の練習ができるので、歩きの機能回復に役立つことができます。

 

○スピードや負荷を一定にして、運動量を見ることができる

疾病対策、食事コントロールなどでどの程度運動したかを正確に知りたい場合に役立ちます。

 

以上のようにメリットはたくさんあります。ですが、当然注意すべき点もあります。

 

< ウォーキング・ランニングマシーン利用時の注意点 >

○専用のシューズを履くこと

自宅などで行おうとすると、素足で利用したくなりますが、素足でウォーキング・ランニングマシーンの上を歩くのは、足への負荷が強すぎます。

健康のために歩こうとしたはずなのに、返って健康を損ねることになりかねません。

必ずスニーカーなどの歩くためのシューズを履いて歩くようにしましょう。

 

○ウォーキング・ランニングマシーンは床が動いて不安定になるので、周りに障害物を置かないようにすること

特にウォーキング・ランニングマシーンの後方には広めのスペースを確保して置くことが必要です。

 

○腰痛をお持ちの方は傾斜をつけるのは注意すること

普通の坂を登るのも腰痛の方には負担がかかるものです。

ウォーキング・ランニングマシーンで傾斜をつけて歩くのは、かなりの負担がかかるので、その日の調子をみて、無理のない運動量で行うようにしましょう。

 

○振動や音に注意すること

特に夜間にウォーキング・ランニングマシーンを利用する場合、振動や音が他人には迷惑になることがありますので、周囲の環境にも配慮して行いましょう。

 

こんなことを注意して使っていただきたいウォーキング・ランニングマシーンですが、そもそもウォーキング・ランニングマシーンで歩くのは歩いたことになるのでしょうか?

 

「歩く」意味

足を動かして前に進む。

地面などから足が浮く瞬間がない、足の運び方で進む。

とあり、身体が進んでこそ「歩いている」ことになるのです。

 

そう受け取ると、ウォーキング・ランニングマシーンなどで前に身体が進まず、

床が動いて足が前後に動いているだけの動作は「歩行風」ではありますが、

厳密な意味での「歩行」ではないのです。

 

 

ウォーキング・ランニングマシーンで10歩あるいても、屋外を歩いても、歩数計には「10歩」としか表示されませんが、その中身は大きく違います。

 

< ウォーキング・ランニングマシーンのデメリット >

○風景が変わらないために飽きてしまう。

○身体を前に進める「歩き」とは違う動作になるので、正しい歩きとは違うフォームを練習することになってしまう。

○同じ平らな床でしか歩かないので、ざまざまな形状に合わせて身体のバランスをとる力がつきにくい。

○自分のテンポで歩けない

 

 

なんでもそうですが、メリット、デメリット、注意点が必ずあります。

それらをご自身の環境に合わせて選んでいだ炊くことで、最善の方法を利用していただくのが良いと思います。

 

また、こういう数値を計測可能なマシーンで運動をすると、どのくらいのスピードで歩くのが良いのか?という質問も良く受けます。

これは目的が何かによって変わってきます。

心肺機能の改善なのか、ダイエットなのか、関節の強化のためなのか‥

数字で表すこともできます。

 

でも、体重や身長を加味せずに時速だけを指定するのはナンセンスだと感じているので、ここではあえて数字は書かないでおきたいと思います。

それよりは、「走った方が楽なスピードであえて歩く」と心肺機能を高める。

などの基準の方がその人に対する負荷がわかって良いのではないでしょうか?

 

調べたい方は、「ランニングマシーン 効果的な歩き方」や「ウォーキング 効果的なスピード」などで検索していただくと良いかもしれません。

そしてやっぱり、風景を見ながら、風を感じながら、街を楽しみながら歩きたいと思っている方。

そして、その中でも健康のために正しい歩き方を身につけて見たいという方はどうぞレッスンにお越しください。

 

まずは、安全な場所で正しい歩き方を身につけて、そして街で実践していただきたいです。

MARIKOのスクールはこちら

 

 

 

 

 

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